宝石泥棒編はイベントの隅々まで自分で組み上げたので、キャラクターの細やかな心情表現が(サガフロに比べるとですけれども)出来ていたように思います。行間の開け方はゲームのスタイルによって違います。私はどちらも好きですが、どんな書き方をしてもユーザーの想像の余地が残る作品にしたいです。— 生田美和 (@shodamiwa) February 3, 2011
瑠璃くんが乱暴者でヒーローらしからぬと先輩から指導を受けたことがあります。でも私は瑠璃くんをヒーローにしたくなかった。彼はこれから成長する青年です。レディパールに「真珠姫は私のものだ」と突っぱねられ、悩んでもがいて、それでも真珠姫を諦められない。そんなカッコ悪い姿を描きたかった。— 生田美和 (@shodamiwa) February 4, 2011
真珠姫と瑠璃くんは、珠魅という種族が世界に自分たちふたりきりだと思っていました。それは恋愛感情や仲間意識だけでは語り尽くせない、絶望と孤独をはらんだ絆を背負っています。結婚している人はわかると思いますが、伴侶を失うということは世界を自分ごとまっぷたつに引き裂かれるようなものです。— 生田美和 (@shodamiwa) February 4, 2011
瑠璃くんにとって唯一にして最後の仲間である真珠姫。彼女を守るということは瑠璃くんにとって自分を含めた世界を守ることでもあります。真珠姫に出会わなければ瑠璃くんは孤独と絶望に苛まれ、仲間探しの旅など続けてはいられなかったでしょう。だからこそ瑠璃くんは真珠姫に近づく者に攻撃的なのです— 生田美和 (@shodamiwa) February 4, 2011
結局、私は先輩の助言を降りきり、瑠璃くんを乱暴にも見えるキャラのままで通しました。当時は、本当にこの物語を思うように書き終えることができるのだろうか?、と不安いっぱいでした。でもそんな私のチャレンジを先輩方は暖かく見守ってくださったのです。おかげで珠魅たちの物語は完結できました。— 生田美和 (@shodamiwa) February 4, 2011
宝石泥棒編ははじまりから何もかもが欠けた、傷ついた形にしたかったんです。珠魅という種族も、真珠姫とレディパールも、瑠璃くんの心の状態も、サンドラと蛍姫の心も、何もかもバラバラにしたかった。それがユーザーが共に歩んでくれることで、それぞれのキャラが絆を取り戻し、心の傷を修復していく— 生田美和 (@shodamiwa) February 4, 2011
ユーザーが、珠魅たちの中の誰か一人でもいい、その痛みや悲しみや孤独に寄り添って、心を共にしていくこと、それが涙石が生まれる力となる、としたかったのです。宝石泥棒編は、そういった意味で、ユーザーが主役の物語です。— 生田美和 (@shodamiwa) February 4, 2011
