機構改革の実施と子会社の設立に関するお知らせ
デジタルエンタテインメント分野のビジネス環境は拡大の一途をたどる一方で、競合先が様々な事業分野に広がり、 また、プレイステーションの次世代機の発表やユーザーニーズの多様化・高品質志向がいっそう進むといった大きな変革期を迎えております。
この変革期を乗り越え、世界市場で通用するデジタルエンタテインメントコンテンツカンパニーとなるためには、 強い競争力と効率的かつ収益力のある組織体を構築することが急務と判断し、下記のとおり、 機構改革と戦略子会社の設立を当期中に行うことを決定いたしました。
記
1. 機構改革と戦略子会社の設立
スクウェアという企業ブランドの価値をいっそう高め、世界に通用するキラーコンテンツを複数持つより強いコンテンツ会社を目指します。
その実現のために、スクウェア社内の開発チームは、ファイナルファンタジーシリーズに代表される世界に通用する大型ラインの開発に集約します。 さらに大型タイトルの開発を効率よく行える仕組みとして、必要な人材、機材、資金を最適なタイミングで投入できる体制を構築します。
このため、CG、音楽、企画、プログラミング、品質管理・ユーザーサポート、システム・ネットワーク管理、 宣伝・ライセンス事業それぞれの分野ごとに戦略子会社を設立いたします。 これらの戦略子会社は、それぞれが蓄えてきた質の高い技術をスクウェアに対して提供するだけではなく、その技術を有効活用し、外部に提供することも可能となります。
また、スクウェア本体は、事業会社として、大型タイトルの制作と販売に注力するとともに、新たに設立する戦略子会社を含めたグループ戦略の立案と統括を行います。
2. 戦略子会社(計8社)の設立
主要な業務分野を分社化し、各部門において蓄積した技術力や固有のノウハウに基づくサービスを当社、 子会社、関連会社に提供するとともに、既に世界的に見ても十分な優位性を持つCG分野を中心に、外部への提供も積極的に進めて参ります。
また、スクウェアという枠に捕らわれない、自由な発想に基づいた新しいジャンルのゲーム開発を促すため、小規模プロジェクトのサポート会社を設立いたします。
以上の8子会社の設立により、グループ全体の収益力の強化を図ると共に、新しい技術やノウハウを獲得し、 世界に通じる、デジタルエンタテインメントコンテンツカンパニーの実現を目指します。
機構改革後のグループ全体のイメージは以下のとおりとなります(いずれも名称、代表者、設立日、資本金などは未定)。
子会社設立後のスクウェアグループ全体のイメージ図
以 上